中古PCをおすすめする人とおすすめしない人!

これまで中古パソコンと聞くと

「危なそう」

「どれを選んでよいか分からない」

「高い買い物だから失敗したくない」

そんな風に感じて、新品を選んできた方も多いのではないでしょうか。

 

しかし、賢く選ぶことができれば中古パソコンは魅力的な選択肢となります。

利用目的に合わせた選び方ができるようになれば、中古パソコンのコストパフォーマンスの良さに気が付くはずです。

ぜひ本記事を参考に、自分にあった一台を見つけてみてください。

 

中古パソコンがおすすめな人

中古パソコンはどんな人におすすめ?

中古パソコンがおすすめなのは、以下のような方です。

・基本性能で充分な人
・故障などの必要に迫られて買い替える人
・パソコンの基本的な機能を理解している人
・まずはパソコンに慣れたい人
・仕事に必要な機能だけを備えたパソコンが欲しい人
・2番目のPCとして活用したい人

それぞれ解説します。

基本性能で充分な人

基本性能で充分満足、という方には中古パソコンがおすすめです。

インターネットの閲覧や、Microsoft Officeシリーズが使えれば良いという方は、中古パソコンでも充分性能を発揮してくれるでしょう。

ただしその場合でも、処理速度や保存容量はある程度必要です。

 

最低でも

・intel Core i5(第8世代)
・メモリ:8GB
・SSD:256GB

上記のスペックを目安にすると良いでしょう。

 

故障などの必要に迫られて買い替える人

故障など、予定外のトラブルで買い替えを迫られている、という方にも中古パソコンはおすすめです。中古パソコンなら、予算を抑えつつ今までとほぼ同じスペックで購入することができます。

今まで利用しているパソコンで特に不満がない、これまでと同じように動いてくれれば充分という方は、あえて高いお金を出して新品のパソコンを選ぶ必要はないでしょう。

また、新品と比べてメモリやSSDをアップグレードしても予算の範囲内に収まることもあります。

どうせ買い替えるなら処理速度が少し速いものを選びたい、といった要望も中古パソコンなら手頃な値段で叶える事ができます。

 

パソコンの基本的な機能を理解している人

パソコンについて基本的な知識がある人にも中古パソコンはおすすめです。

なぜなら、中古パソコンはネットで販売されている事が多く、知識があればご自身で比較検討できるからです。

販売している人が全てプロとは限らないため、掲載されていない情報や落とし穴に気が付くことができるのも、知識がある人ならではです。

 

まずはパソコンに慣れたい方

初めてパソコンを購入する方にとって、中古パソコンは気軽に試せるのでおすすめです。
  「パソコンで何ができるのかわからない」という状態で、「新品=高性能で万能」と思い込み、高額なモデルを選んでしまうケースも少なくありません。まずは中古パソコンで基本的な操作に慣れ、自分に必要な機能を見極めるのも良いでしょう。

 

仕事に必要な機能だけを備えたパソコンが欲しい方

新品のパソコンには、メーカーのPR目的で不要なソフトやアプリが多数インストールされていることが多く、それが原因で動作が重くなることもあります。その点、中古パソコンは必要最低限のソフトしか入っていないため、余計な負荷がかからず快適に使用できます。さらに、仕事に合わせたスペックのパソコンを選べる点が魅力です。

例えば、オフィスワークや軽いデザイン作業の場合、Intel Core i5(第8世代以上)メモリ8GB以上 のモデルであれば、スムーズに作業ができます。逆に、動画編集やプログラミングなど、もう少しハイスペックなパソコンが必要な場合でも、中古PCなら予算に合わせて、Intel Core i7メモリ16GB以上 などを選ぶことができ、無駄な出費を抑えつつ快適に使えます。

2番目のPCとして活用したい方

メインのパソコンはすでに持っているけれど、別の用途で使いたい方にも、中古PCは非常におすすめです。例えば、仕事用のPCとは別に、ゲームや趣味の用途で使いたい、またはお子さん用に学習用のPCが必要な場合などです。

中古PCなら、予算を抑えつつ必要なスペックを備えたモデルを選ぶことができ、1台目のパソコンと合わせて2台目をお得に活用できます。たとえば、軽いゲームや動画視聴などには、Intel Core i3メモリ4GB のモデルで十分対応できます。お子さん向けの学習PCとしても、必要最低限の性能を持つ中古PCを安価で手に入れられるため、コストを抑えつつ複数のPCを持つことが可能です。

 

中古パソコンをおすすめしない人

反対に、中古パソコンをおすすめしない人もいます。

・最新性能を求める人
・長期間の使用を予定している人
・高い保証を重視する人
・外観やデザインを重視する人

それぞれ見ていきましょう。

 

最新の性能を求める人

最新機能が搭載されたパソコンを中古で探すのはおすすめできません。

新品と比較して手頃な値段で購入できることは魅力ですが、安いなりの理由が隠れていることが多いからです。

例えば、最新のグラフィックボードを搭載したゲーミングPCをうたっていても、処理速度の遅いCPUでは、本来の性能を発揮できません。

購入する場合も、相場を調べて価格と性能のバランスに問題がないかなど、新品を購入する時よりも慎重になる必要があります。

最新のハードウェアや最先端のスペックが必要な人

 

長期間の使用を予定している人

新品のパソコンは、最新の技術や最長のサポートが提供されるため、長期間にわたり安心して使用することができます。長期間にわたり安定した動作を求める場合は、長期的なサポートを受けられる新品を選んだ方が良いでしょう。

長期間使用し続ける予定の方、特にサポートが重要な方

 

高い保証を重視する人

新品のパソコンにはメーカー保証が付いており、製品に不具合が発生した際に無償で修理や交換を受けることができます。中古パソコンは保証が短かったり、最初から保証がない場合も多いため、万が一の故障やトラブル時に自分で対応する必要があります。保証が重視される方は、中古パソコンよりも新品を選ぶ方が安心です。

保証やサポートが重要な方、リスクを避けたい方

 

外観やデザインを重視する人

新品のパソコンは、デザインや外観、最新のトレンドに合わせた洗練されたものが多いです。中古パソコンは使用感や傷がある場合が多いため、見た目やデザインにこだわりがある方には向かないかもしれません。また、最新のデザインや薄型軽量なノートPCを求める方には、新品の方が選択肢が広がります。

外観やデザインを重要視する方、最新のスタイリッシュなPCを求める方にはお勧めしません。

外観やデザインを重要視する方、最新のスタイリッシュなPCを求める方

 

中古パソコンが注目を集めている理由

今、パソコンを買う人の中でも中古パソコンが注目を集めています。その理由をご紹介します。

中古パソコンショップ

中古パソコンが注目を集めている理由

・パソコンの耐用年数が年々伸びている
・不要なデータが入っていない
・基本性能で充分にやりたいことができる
・専門店なら最低限の基準を満たしている
・信頼できる専門店が見つけやすくなった

 

 パソコンの耐用年数が年々伸びている

理由の1つとして、パソコンの耐用年数が伸びてきていることがあげられます。

これまで、ノートパソコンであれば3〜5年、デスクトップであれば5〜7年で寿命を迎えると言われてきました。

しかし、2024年11月に実施された消費動向調査によると、パソコンの平均使用年数は7.6年となっており、デスクトップの寿命と言われた年数を超えて使用されているという結果が出ました。

また、買い替えの理由として最も多いのが「故障56.1%」、その次が「上位モデルへの買い替え23.1%」となっており、2人に1人が必要に迫られるまで買い替えていません。

参照:消費動向調査(令和6 (2024)年 11 月実施分) 結果の概要

このことから、中古パソコンとして売られているモデルでも、長く使い続けられることが分かります。

 

不要なデータが入っていない

中古パソコンはそのほとんどが初期化した状態で販売されているため、不要なデータが入っていません。前の所有者のデータは一切削除された状態で販売されるため、安心して使うことができます。

また、新品によくあるメーカーオリジナルのソフトやアプリも削除された状態で販売されています。インターネットが閲覧できてOfficeソフトが使用できれば良い、という人にとっては嬉しいポイントです。

 

基本性能で充分にやりたいことができる

ある程度のスペックがあれば、中古パソコンだから困るということはほとんどないでしょう。動画編集やWebデザイン、映像制作や動きの激しいゲームをしたい、といった事がない限り、基本的な性能で困ることはまずありません。 

逆に、上記のように高い性能が必要な場合は、中古パソコンでも高額になるため、個人間の取引よりも専門店での購入がおすすめです。

 

専門店なら最低限の基準を満たしている

中古パソコン専門店では、独自の基準を定め、その基準をクリアした商品を販売している店舗が数多くあります。

外観やバッテリーの持ちなど、中古パソコンを選ぶときに気になるポイントをプロが査定して評価付けを行っているため、安心して選ぶことができます。

 

信頼できる専門店が見つけやすくなった

インターネットやSNSの普及により、信頼できる専門店が見つけやすくなったことも中古パソコンが注目されている要因の一つです。

これまでは安かろう悪かろうで泣き寝入りする以外になかったケースでも、インターネットの普及によってそのような業者は廃業に追い込まれつつあります。

知識がなければ手を出しにくかった中古パソコンですが、信頼できる専門店で安心して選べるようになったことで、選択肢に入りやすくなっています。

 

中古パソコンを選ぶ上で気を付けるべきポイント

中古PC気を付けるべきポイント

人気が高まっている中古パソコンですが、中古ならではのリスクが存在します。

ここでは、中古パソコンを選ぶ時に気を付けるべきポイントを解説します。

・新規格に対応したモデルは少ない
・バッテリーの劣化度合いは見分けにくい
・最新OS対応と書かれていても注意が必要
・メーカー保証が受けられない
・個人での売買にはリスクが伴う

 

新規格に対応したモデルは少ない

中古パソコンという性質上、最新機能が搭載されたモデルは多くありません。もし仮に出回り始めたとしても、探すのに時間がかかるうえ、見つかった時には次のモデルが発表されている、という事にもなりかねません。

最新機能がどうしてもほしい!という場合には新品から選ぶ方が良いでしょう。

 

バッテリーの劣化度合いは見分けにくい

バッテリーがどのくらい劣化しているかは、実際に使ってみなければ分かりません。

商品説明には「新品と比較してバッテリー80%」と書かれていたのに、実際に使ってみたら数時間も持たなかった、ということも考えられます。

特に、持ち運びをメインに考える人にとって、バッテリーの劣化は致命的です。

信頼できる店舗から購入することはもちろんですが、しっかりした保証がついているかも比較して検討しましょう。

 

最新OS対応と書かれていても注意が必要

最新OSが搭載されていても、パソコンのスペックがシステム要件を満たしているとは限りません。

直近では、Windows10のサポートが2025年10月14日に終了するため、買い替えを検討している方も多いと思います。

Windows11のシステム要件はこのようになっています。

最小システム要件
プロセッサ(CPU) 1GHz以上、2コア以上の64ビット互換プロセッサまたはSoC
メモリ(RAM) 4GB以上
ストレージ 64GB以上
システムファームウェア UEFI、セキュアブート対応
TRM バージョン 2.0
グラフィックカード DirectX 12 以降(WDDM 2.0ドライバー)
ディスプレイ 対象サイズ9インチ以上、高解像度(720p)、8ビットカラー
インターネット接続 初期設定時にインターネット接続が必要
アカウント Windows 11 Home :Microsoftアカウントが必要

参照:Windows 11 の仕様とシステム要件 | Microsoft

 

CPUについても、Core i3/i5/i7を利用しているなら、第8世代以上でなければ正常に動作しない可能性があります。

動作保証対象外でもアップデートする抜け道は存在するため、Windows11だからといって飛びつくのではなく、開示されている情報を組み合わせて判断する必要があります。

 

メーカー保証が受けられない

中古パソコンの場合、メーカー保証が切れていることが一般的です。

そのため、中古パソコンを買いたいが保証もほしい、という場合、販売店の保証に頼るしかありません。

個人売買での保証はほとんど期待できず、連絡手段も限られてしまうため、保証がないと不安だという人は中古パソコン専門店での購入を検討しましょう。

 

個人での売買にはリスクが伴う

フリマやネットオークションなど個人での取引の場合、購入する側にはいくつものデメリットがあります。

・初期化されていない
・品質が保証されていない
・見た目は美品でも、内部の清掃が行き届いていない
・アフターサービスがない

など、例をあげればきりがありません。

 

販売者側のアカウントを消されてしまえば泣き寝入りするしかなく、これが中古パソコンが「やめとけ」と言われる理由でもありました。

商品選びも大切ですが、誰から買うかも非常に重要なポイントです。

安心して長く使い続けるためにも、身元のしっかりした業者から購入するようにしましょう。

>>>安心して購入できる中古PC専門店はこちら!

 

中古パソコンを購入する際のチェックポイント

中古PCチェックポイント

中古とはいえ、パソコンは決して安くない買い物です。購入にあたって必ずチェックしておきたいポイントをご紹介します。

 

バッテリーの状態は購入後すぐに確認する

商品ページに書かれているバッテリーの状態をチェックするのはもちろんですが、購入して商品到着後に動作を検証することが重要です。

新しいパソコンが届いたときは舞い上がって色々と試したくなりますが、まずは冷静にバッテリーの持ち具合を確認しましょう。

実際に持ち運んで外で使ってみるのもおすすめです。

 

保証期間は店舗により30日〜3年と幅がありますが、30日は意外とあっという間に過ぎてしまいます。

あれ、そういえば電池の減りが早いな、と気付いたときには保証期間が切れていた、という事態を防ぐためにも、バッテリーは真っ先に確認するようにしましょう。

 

保証内容をチェックする

これまで何度も触れてきましたが、中古パソコンを購入する際は、必ず保証内容をチェックしておきましょう。

無料なのか、有料で延長可能か、延長するにはいくらかかるのかも含めて調べておく必要があります。

本体は予算内だけど、いざ購入しようと進めていくうちにあれよあれよと追加料金が発生し新品と変わらない値段になってしまった、となっては本末転倒です。

 

また、返品・交換する場合の流れも一通り見ておくと安心です。

いざという時に慌てないためにも、事前のチェックは忘れずにしておきましょう。

 

サポート内容が充実しているかチェックする

店舗ごとにサポート内容が異なるため、こちらもチェックしておくと安心です。

 

問い合わせの受付方法や受付時間は、後から困らないためにも購入する前に確認しておきましょう。また、店舗によっては遠隔サポートや操作案内のサービスを有料で提供しているところもあります。

 

普段全く問い合わせしない、という人でも調べておいて損はありません。

一度は必ず目を通しておくようにしましょう。

中古パソコンを賢く購入する方法

中古パソコンを賢く購入する方法

安心して長く使い続けるための、中古パソコンを賢く購入する方法をご紹介します。

 

中古パソコン専門店で購入する

専門店では、プロの目で一つ一つチェックした商品を掲載しています。

プロの技術を活かし、丁寧なクリーニングを行っているため、不具合の原因となる汚れや傷を極力取り除いています。

また、多くの専門店では動作スピードの速いSSDへの換装をおこなっており、中古パソコンでもスムーズに起動して作業に取り掛かることができます。HDDと比べて振動や衝撃にも強いため、安心して持ち運びも可能です。

極力良い商品を安く購入したい、という方には、中古パソコン専門店での購入がおすすめです。

 

下取りサービスを利用する

下取りサービスを利用することで、中古パソコンの購入代金を抑えることが可能です。

多くの中古パソコン専門店では、古いパソコンの下取りサービスを提供しています。

これを利用することで、

・購入費用を抑えられる
・古いパソコンの処分に困らない
・境に配慮したリサイクルができる

といったメリットがあります。

例えば、「パソコン買取ネット」では、使用済みのパソコンを無料で回収し、その査定額を購入費用に充てることができます。

便利なサービスですので、中古パソコンを選ぶ際は下取りも利用できるかチェックしておきましょう。

 

最後に

信頼できる中古PC専門ショップで購入すると、新品のようなパソコンを通常より安く手に入れることが出来ます。信頼できる中古PC専門店は、品質と保証の面で新品同様の安心を得られます。自分の用途に合ったスペックを選び、バッテリーや保証内容をしっかりと確認することで、満足のいく中古パソコンを手に入れることができるでしょう。

中古パソコンを買うなら、信頼できる専門店で自分に合った中古パソコンを見つけてみてください。

>>>信頼できる中古PC専門店はこちら

おすすめの記事